「気持ちが上がらない」
「気分が沈んでいる」
「色々とうまくいかない」
「毎日の生活が楽しめない」
「気持ちが乗らない」
「悲しい、寂しい、怒りの感情が多くて、心も身体も重い」
誰もが一度はなったことがあるこの状態。この状態が長く続くと、とても苦しいですよね。
私たちの思考、感情、行動は全て繋がっており、ネガティブな感情が自分の感情の多くを占めていると、このような状態に陥ってしまいます。このような症状が長期的に続くと、社会不安、ストレス、鬱などの精神疾患などの原因になりやすく、できるだけ早く気づいてケアをしてあげる必要があります。
ネガティブな思考を変えるために、カウンセリングやセラピーなどはとても効果を発揮します。しかし、まずは自分の思考パターンやネガティブな感情が生まれる原因や捉え方などを理解しておくと、「ネガティブな感情」に対面した時に、対処しやすくなるはずです。
今回はネガティブな感情とは何かを理解し、ネガティブな感情をポジティブに変化させる方法をご紹介します。
「ネガティブな感情」とは？
この「ネガティブ」と云われる感情は、具体的にはどのような感情のことを指していると思いますか？
「常に最悪な結果を想定してしまう破壊的な思考の人」
「自分が常に〇〇すべきと考えてしまうことで、いつも自分を追い詰めてしまう人」
「必要以上に物事を”自分事”と捉えてしまい、自分ではどうすることも出来ないことで自分を負いつっめてしまう人」
「まだ起こっていないことを推測し、否定的な思考を巡らせてしまう人」
人にはそれぞれの思考パターンが存在します。しかし、どの思考パターンの場合であっても、ネガティブな感情というのは、あなたが「心地悪い」と感じる感情のことを指しています。
「ネガティブな感情」が表すものは？
怒り、悲しみ、苦しみ、寂しさ、虚しさ、妬み、恨み、恐れ、罪悪感…
まず、前提として押さえておくべき点は、「これらのネガティブな感情は『決して悪いものではない』」ということです。私たち人間は日々の生活を通して、たくさんの感情を経験することで、私たちの心は豊かになります。この感情も、生きる上で必ず誰もが経験する素晴らしい感情の1つであり、否定することなく受け入れましょう。
では、この「ネガティブな感情」はどのような場面で湧き上がってくるかを考えてみましょう。
皆さんがネガティブな感情に支配されるときはどんな時でしょうか？想像してみてください。
実は、ネガティブな感情は、自分が自分へ送っている「サイン」です。
このサインが「何を伝えているのか？」ということに気づけると、ネガティブな感情は徐々に減少していきます。
例えば、友達に対して「羨ましい」という気持ちから「妬ましい」という感情が出てきたとします。それは、どのようなサインだと思いますか？
「妬ましい」という感情は、自分自身の「満たされていない部分」を表します。「友だちのどこを妬んだの？」と、自問自答してみてください。その「妬みを持った部分」は、実は自分自身が満たされていない部分ではないでしょうか？そのことに気づいたら、次にその満たされていない部分を意識して満たしてあげれば良いのです。
こちらの記事でもご紹介しましたが、怒りや妬みなどのネガティブな感情は自分自身で「クリアにしたい」「満たされていない」部分が「怒り・妬み・悲しみ・苦しみ」などの様々な感情として、表に現れてきます。
「怒り」の感情は、自分自身が「クリアにしたい部分」
「妬み」の感情は、自分自身が「満たされていない部分」です。
このようなネガティブな感情が出てきた時は、「心の奥底にある、自分のクリアにしたい部分や満たされていないものって何だろう？」と、自分の心と対話をし、自分の声を聞いてみてください。
ネガティブな感情をポジティブに転換するには？
このようにネガティブな感情から発信しているサインに気づけると、そのネガティブな感情はなくなります。ネガティブな感情をポジティブな感情に変化させるには、３ステップは以下の通りです。
- ネガティブな感情は、悪いものではなく、自分が出しているサインだということを理解する
- ネガティブな感情に隠れている満たされていない部分の「サイン」に気づく
- 満たされていない部分に気づいたら、その部分を満たしてあげる
心が満たされると自然に感情もポジティブに移行していきます。満たされていない部分が多いと、感情もネガティブなエネルギーが湧きやすくなります。
ネガティブな感情が顔を出しはじめたら、それが自分自身の内側と向き合うサインだということに気づき、ケアをしてあげましょう。
そうすることによってネガティブな感情がどんどん少なくなり、常に幸せで楽しい毎日を過ごすことができるようになります。
ベーシックカウンセリングでは、気づいていくことのサポートをさせいただき、「自分の中にある答え」へと導いていきます。一人で悩まず、お気軽にご相談下さい。
