2020年11月15㈰は、蠍座の新月でしたね。
これからの運命が決まるような衝撃的な新月がやってくると云われていましたね。
みなさんは、どのような新月を過ごし、「今」何を感じていますか?
蠍座は、とてもDeepで激しいエネルギーを持ち、「本物しかいらない!」という姿勢で、
魂の根底を刺激してくると云うメッセージを読み、
本当にその流れが勢いよく私のところにも来たことを綴ります。
2年前の秋のこと。
息子たちが、サンタさんに「妹がほしいです。」と願い事をしようと思っていることを相談してきました。
その願いを叶えてくれたのが、当時生後二か月だった女の子のハムスター「プチ」です。
我が家に、三番目の子として迎えられ、二人のお兄ちゃんの妹として、家族になってくれました。
動物を家族に迎えるのは、小心者の私にとってはかなりの勇気が要りました。
歳を重ねるごとに涙もろくなり、すぐに胸からいろんなものが溢れることが多くなっている私には、
愛おしい存在ほど、衝撃が大きいのは目に見えて想像できたからです。
二人の息子たちのことでさえ、日々一喜一憂しマンパワーで過ごしているくらいですから(笑)。
そんな私のところへ来てくれたプチは、本当に純粋無垢で愛おしい存在でした。
誰のことも噛むこともなく、ゲージの外に出しても一目散にゲージに戻ってしまう(笑)、
「プチ」と呼ぶと振り向いて寄って来てくれる、
息子たちが「お鼻つーん」と顔を近づけるとお鼻とお鼻をピッタリと合わせてくれる。
なんとも可愛くて可愛くて、愛おしい存在でした。
プチがいつも居てくれたおかげで、
「生きること」が、「人生」が
何倍にも”素晴らしい”と想えました。
”ただ在る”ことの”美しさ”を
教えてくれました。
”ありのまま”生きることの”愛おしさ”を
教えてくれました。
そんなプチも、もう2歳3か月、人間だと90歳くらいになり、食べる量も減り、動きもゆっくりに。
日に日に寝ていることが多くなり、いつお空に還ってもおかしくない状態になってきていました。
2020年11月15日の新月を迎えると共に呼吸が遅くなり、ずっと寝ている状態に。
プチの状態に、「このときが来た。。。」と、家族みんなが感じました。
家族みんなでプチを囲み、一緒に一晩を過ごしました。
プチの呼吸は、少しずつ荒くなり、最後の一呼吸はとても穏やかにスーッと
温かい朝の光の中に入って行きました。
私たちの手の上で、プチは息をひきとりました。
すやすやと眠っているかのように可愛いくてキレイな顔をしています。
初めての体験でした。
死に逝く神聖さに立ち会い、死に逝く美しさに触れさせてくれました。
”その域に触れることを許してもらった”
そんな言葉が合っているのでしょうか。
心が震え、涙が溢れました。
何度も何度もキスをして、「大好きだよ。」「愛しているよ。」「ありがとう。」
と伝える。
何度伝えても伝えきれないほどの想いが溢れます。
たったの2年が、すごい2年だったのだと感じています。
ありのままを生きるだけ。
純粋そのもので在るだけ。
正直で在るだけ。
すべてをただ受け入れるだけ。
生命(いのち)の在る姿を、ただただ、ありのまま私たちに見せてくれました。
きれいでした。
私の生きたい生き方がそこには在りました。
昔の私は、こわくてその域に触れることができませんでした。
プチと育んだこの2年間の愛が、その域に触れる勇気をくれました。
「ありがとう。」「ありがとう。」「ありがとう。」
最愛のプチへ愛を込めて。